教授

早川 誠

はやかわ まこと
早川 誠 早川 誠

主な研究テーマ

民主主義における議会の役割

プロフィール

2000年に立正大学に赴任して、もう20年以上が過ぎました。ゼミを卒業した学生たちが記念にと研究室に置いていったぬいぐるみや色紙も増えて、にぎやかになっています。最近は、大学の周囲や自宅周辺の歴史にも興味を持っていて、研究の合間に散歩をしながら、史跡を訪ね歩いたりしています。

私の研究

「政治理論」「政治思想」「政治哲学」と呼ばれる分野で、議会や選挙がうまく働くにはどうすればよいか、を研究しています。よく、議員は寝てばかりだとか、都市部では投票率がとても低いとか、議会や選挙には多くの批判が浴びせられます。では、議会や選挙などない方がよいのでしょうか。それとも、工夫をすればもっと良い議会や選挙が生まれるのでしょうか。地元品川区の審議会委員の経験も活かしながら、具体例に基づいて議論しています。

講義・演習について

担当の「政治学原論」では、人々が自由に暮らすための条件は何か、平等に生きるためには何が必要か、最新の学問の成果を交えつつ教えています。たとえば、SNSの普及で、多くの人が自由に意見を発信できるようになりました。ところが、SNSの世界では、新聞やテレビなどよりも規制が弱いため、実際には資金や人員数で勝る富裕層や大企業の影響力が強く、意見の発信能力に格差が生じています。このような現代的問題にどう対処したらよいのか、一緒に考えていきます。