教授
岩切 大地
いわきり だいち主な研究テーマ
憲法、イギリス憲法比較研究
憲法、イギリス憲法比較研究
宮崎、福岡出身。泰星高校、上智大学法学部、慶応義塾大学大学院で学んだ後(後期博士課程単位取得退学)、東北文化学園大学非常勤講師等を経て、2009年から本学に奉職。
趣味はピアノ演奏、音楽鑑賞、カフェ・酒場めぐり(パブ・クローリング)です。学部時代には競技ダンス部に所属していました。
違憲審査制が研究テーマの1つです。違憲審査制は、個人の人権を守り、国家・社会のあり方について反省するための機会を設ける制度ですが、立憲民主主義体制の下でいつ・誰が・どのように違憲審査権を行使するべきなのかについては世界的にも議論があり、日本国憲法の解釈としても開かれています。私は、「憲法のない」国イギリスに登場した違憲審査の新たなシステムの動向を比較研究することで、この問題について考えています。
憲法が憲法たるゆえんは、人権保障と権力分立という観点から国家を規律することにあります。そこで憲法の学びも、人権規定の部分と統治機構の部分とに分かれます。憲法の人権規定を学ぶ「憲法(人権)」では、それぞれの人権規定が保護する権利の意味のほか、どのような場合には制限ができるのかを考えます。統治機構を扱う「憲法(総論・統治機構)」では、国家の各機関の仕組みや権限の範囲などについて考えます。