長島 弘
ながしま ひろし主な研究テーマ
租税法律主義に基づく課税の実現
租税法律主義に基づく課税の実現
中央大学商学部会計学科卒、横浜市立大学大学院経営学研究科修了。
立正大学法学部着任(2014年4月)前には自由が丘産能短期大学で21年間教員をしていました。
行政等の委員としては、横浜市で指定管理者の評価や選定の委員を、全国経理教育協会で相続税法検定創設準備委員会委員をしました。
また、NHK「チコちゃんに叱られる」で、4月1日生まれが上の学年に入る理由を解説しました。
東京地方税理士会横須賀支部所属。
税法に関する様々な裁判例を研究しています。特に関心を払っているのが以下の3つです。
①租税法律主義(憲法30条、84条)国税庁の発遣した通達が法令規定との関係で齟齬がないか、また施行令や施行規則といった政令省令が委任命令の場合には、政令省令の内容が法律の委任の範囲内か否か
②課税処分手続きや徴収手続の適正性
③法人税法22条4項に規定する「公正妥当な会計処理の基準」と会社法・金融商品取引法の関係
・講義科目としては「企業会計法」を担当しています。
「企業会計法」は、会社法の計算規定を中心とする(会社法の特別法として金商法を含む)領域を指す概念です。
金商法適用会社は、民間団体の企業会計基準委員会や国外機関の国際会計基準委員会の作成した会計基準に従うことになります。また同法非適用会社は会社法のみに従えばよいことになっていますが、事実上法人税法に従っている面があります。
このように複数の法令や基準があることから、これらの関係と基本的内容を勉強します。
・ゼミでは「税法」を中心に勉強します。
税法は文理解釈が重要であるため、条文を確り読み込み、憲法との関係から、行政の行った課税処分や裁判例等を検討します。