山梨 光貴
やまなし こうき主な研究テーマ
刑務所出所者に対する社会復帰支援のあり方
刑務所出所者に対する社会復帰支援のあり方
静岡県出身。博士(法学)。
中央大学大学院法学研究科博士後期課程を修了後、常磐大学総合政策学部助教を経て、2024年より立正大学法学部に着任s。
趣味は映画鑑賞です。サメ映画やゾンビ映画などの、いわゆるB級映画が特に好きです。
また、セサミストリートやトムとジェリーが大好きで、よくグッズを集めています
犯罪学・刑事政策と呼ばれる領域が専門です。なかでも、「人はどのようにして犯罪をやめるのか?」を探究するデジスタンス研究を中心に扱ってきました。
たとえば、罪を犯して刑務所に収容されている人(受刑者)の中には、犯行時に職や住居がなかった人、福祉や医療、教育の機会に十分にアクセスできなかった人、子どもの頃に虐待被害を受けていた人が少なくありません。このような、いわゆる「生きづらさ」を、刑務所から出て社会に復帰していった人たちは、どのように克服している(あるいは、克服していない)のでしょうか。このような社会復帰のプロセスを明らかにしていくことは、国によって行われる犯罪者処遇だけでなく、地方公共団体によって担われる再犯防止施策のあり方を検討するうえでも重要になるはずだ、という思いで研究を進めています
「人はなぜ犯罪を行うのか?」、「社会はなぜその行為を犯罪として扱うのか?」、「この場所はなぜ犯罪が起きやすいのか?」など、犯罪学者はこれまで様々な「問い」を発し、それぞれの「解答」を提示してきました。授業では、その時々の社会的・政治的な背景を踏まえながら、犯罪学者の「問い」と「解答」を解説していきます。最近のニュース、ドラマ、映画、アニメなどを例としてあげることもありますので、犯罪学の理論が時代や社会を飛びこえて私たちの生活に関与してくるワクワク感を、一緒に体験しましょう。