教授

山下 学

やました まなぶ
山下 学 山下 学

主な研究テーマ

租税法、会計学。 特に「社会保障と税の一体改革」で委員等として消費税を上げたうちの一人。

プロフィール

山下 学

元・大蔵事務官・国税職員。
江戸川税務署や国税庁税務相談官、資料調査課等を経て、
平成6年10月大蔵事務官辞職。東京経営短期大学教授を経て、平成16年より現職。
国税職員時代、連合(日本労働組合総連合会)財政局次長、
国際連合カンボジア暫定統治機構等、海外生活時代も多く、約85カ国を訪問(観光ではないのですが)。
「社会保障と税の一体改革」にも従事。アラスカ大学フェアバンクス校研究員、
アラスカ大学アンカレッジ校で法学博士(Ph.D)。
スタンフォード大学医学大学院でカリフォルニア州医師。動くものは、飛行機も船も自動車も大好きオタク。
好奇心の塊です。

私の研究

船舶税制の第一人者(他に専門にしている学者がいないので、第一人者と勝手に思っています)。実際、国際船舶制度推進調査委員会委員、同税制勉強会座長、外航海運企業税制検討会座長、内航海運税制検討委員会委員長、国際課税問題研究委員会委員、自民党政策調査会専門家委員などの学者の社会活動にて船舶税制では、「トン数標準税制」を日本に導入する一翼を担った。また、国際連合カンボジア暫定統治機構(UNTUC)、国際連合バンコク事務所プロジェクト・エキスパート(途上国税制調査担当)に派遣された経験から、途上国の税制の企画立案、税務組織の構築の在り方の研究も一貫した研究テーマ。
好奇心の塊と書きましたが、好奇心を持ったら実際に経験したい、というのが信条でもありますが、悪い癖でもあります。実際、在外研修では、カンボジア王立法科経済大学で客員教授をする一方、租税総局で「税務調査技法」の研修をつとめたり、ダイビング好きから「世界珊瑚礁保護協会WCCS」会長をしたり。

講義・演習について

担当科目「税法」は、毎年改正が行われるやっかいな学問分野で、1年前の本は古本、5年前の本は歴史書になるほど、動きの速い法分野です。そこで、絶対に覚えて欲しいところにマークをつけて、そこから試験問題が出ます(おそらく、「みんなのキャンパス」でも書かれているのを読んでいることでしょう)。また、税制は、政策とも大きく関係することから、時事的な話題から政策税制の関係などを講義しますので、媒体は何でも良いので、ニュース・世の中の動きを知ってください。さらに税法は、租税法律主義は憲法、法人税法を理解するには会社法、相続税法は民法、知財法、不服があれば行政事件訴訟法、民事訴訟法、脱税犯には刑法総則、刑事訴訟法の基礎法律科目の知識が必要と、関連基礎法律分野も数えきれません。
ですので、いかにそれをわかりやすく講義するか、未だに毎年試行錯誤です。