ゼミでの学びを、
労働者を守る仕事に
生かしたい

卒業生

労働基準監督官

令和4年3月法学部卒業

労働基準監督官

中学生のころ、働く人を守る仕事に興味を持ちました。調べていく中で労働基準監督官という仕事を知り、目標とするようになりました。大学の進路として立正大学法学部を選んだのは、公務員試験に適したカリキュラムがあったことと、2年次からゼミで専門的に学べることが理由です。

私が所属した労働法のゼミでは、毎回1つ判例を取り上げ、学生が原告側と被告側に分かれて議論をする形式で行われました。例えばウーバーイーツの雇用形態など、社会問題になっている多くの事例に取り組めたことや、企業と労働者両方の視点で法律解釈を深められたことは、とてもよい経験になりました。また、現役の労働基準監督官をゼミに招くこともあり、仕事についての理解を深めることができました。

私は試験勉強のスケジュールの都合もあり、採用試験対策は学内講座ではなく予備校に通いました。主にオンラインの大学の授業と、対面式の予備校の授業の両立は大変でしたが、ゼミの先生にもフォローいただき、乗り越えることができました。念願の仕事に就けることを嬉しく思う反面、労働者を守るという重責も感じています。

私たちの学年は、コロナ禍により3年次からほぼオンライン授業になるなど、入学時には想像もしていなかった大学生活になりました。けれど、どんな状況でもできることは必ずあります。高校生の皆さんには、ぜひ自分が今、できることを考え、全力で取り組んでほしいと思います。